八窓軒茶室

瀧先生の展覧会のあと洛北の曼殊院門跡を訪れた
江戸時代初期の代表的な書院建築と枯山水が見どころだが
目的は小書院の奥にある茶室である
草庵式の茶室には八つの窓がある
八窓は仏教の八相を表すとされ
躙り口右手の窓は虹窓と呼ばれ光のアスペクトで季節、時刻、晴曇により様々な色彩が現れる
その日は小雨降る曇天で、障子紙がぼんやりと虹色に見えたり見えなかったりだったが、
暗い静寂の空間に八窓の鈍い光が織りなす幽玄の小宇宙を体験できた

修学院離宮・浴龍池

初めて修学院離宮を訪れた
上中下離宮に分かれ水田に囲まれた広大さは圧巻
汗をかいて登りつめた上離宮に佇む浴龍池は谷川を堰き止めて造った人工池
空と緑の鏡面反射は息を呑むほど美しい(写真ではこの感動は伝わらない)
京の街並み、遠く愛宕山まで望むこの景観を300年以上前に人の手で造られたことは驚くばかりです

桂離宮・月波楼

最も古書院に近い茶亭・月波楼
古書院の月見台がフォーマルなら
こちらはカジュアルな使い方をしたのでしょうか
天井が高く竹を編んだ造りは一見農家のようです
土間の御膳所でつくられた料理を食べながら観月を楽しむ
どこの茶屋からも借景の庭園が美しい

桂離宮・松琴亭

20数年ぶりに桂離宮に来た
コロナ禍で見学予約が取りやすく助かった
写真は松琴亭の書院 やはり濃紺と白の大きな市松模様の襖はインパクトがあります
池の水位が若干低く庭園の魅力がイマイチだったが昭和の大改修以降のメンテナンスは良好で心が洗われた

大阪市中央公会堂

中之島界隈を歩いた
この公会堂は中之島においてなくてはならない存在だ
もしこれが現在建築だったら と考えたりする
大阪の過去から現在そして未来を語れるだろうか
辰野金吾はすごい重しを大阪に残した
免震レトロフィットが施され末永く生き続けてほしい建築だ
サンクンガーデンのある地下食堂の名物オムライスはまだあるのかな?