入江泰吉の原風景

終戦の日 入江泰吉の写真集を手に取った
「入江泰吉の原風景 昭和の奈良大和路 昭和20~30年代」
戦災を逃れた瓦屋根の街並み、戦前と変わらない農村風景、素朴な日常生活の営みがモノクロで収録されている
日本の社会は終戦で一変するのだが
国土の風景は特に地方では昭和30年代前半までは大胆な変化はなく戦前の美しい風景が残っていた
その後高度経済成長とともに風景破壊が加速するのだ
敗戦からの戦後復興だけが影響したとも言えないが、、
経済的な豊かさや利便性を獲得した代償に失われたものを改めて考えてみたい ◇日記