ボヘミアン・ラプソディ

オールドファンとして特別な思いで鑑賞したが、ここまでヒットするとは予想しなかった
1985年5月15日大阪城ホールの来日公演が深く記憶に残っている(ワールドツアー最終日、フレディ存命時最後の日本公演)
グループの解散が囁かれる中 レコードセールスは全盛期の勢いがなく 信じられないことにアリーナは空席が目立った
少し前にソロアルバム「Mr. bad guy」を発表したフレディだけが嬉々としてテンションが高い?印象を受けた
ステージを所狭しと駆け回り「I want to break free」の女装(笑)日英の国旗を身にまといサービス精神旺盛
喉の調子はベストではなっかったがお馴染みのコール&レスポンス、全力投球で興奮のライブであったことは間違いない
それから2か月後 7月13日ライブエイドの神がかり的 完璧なパフォーマンスで世界中を魅了しクイーンはバンドとして復活を遂げる
物語はフレディの病気を示唆しつつこのライブエイドまでが描かれている
真実は誰にもわからないが、バレエやオペラを好み本能的に人を喜ばす 猫好きで派手好きで気前のいいフレディ
カリスマ性や常識に囚われない特異な部分だけでなく家族、メンバー、友人を大切にする温かみのある人間として描かれていて
とても心地よかった テンジントンの豪邸に伊万里焼や着物が飾られていたことも見逃していない
そして強烈な才能と個性を受け入れ、自らも存在感を示すインテリジェンスなブライアン、ロジャー、ジョンには敬意を表したい
フレディ!あなたは永遠のエンターティナーとして私たちの心の中に生き続けているのだ 
写真は1974年2枚目のアルバム「QueenⅡ」見開きジャケット まだ何も成し遂げていない野心に満ちていた頃