デビッド・クロスビー旅立つ

自伝的映画『David Crosby: Remember My Name』(2019年)によると
人間味溢れるキャラクターなのに、仲間とうまくやっていけない不器用なデビッドだが
ステファンスティルスとグラハムナッシュとのコンビネーションは最高だった
多くの60~70年代フォークロックが忘れ去られようとする今
古き良きウエストコースサウンドとして片づけてほしくない
激しく情熱的であっても穏やかなグルーブ感が心地よい
人を包み込むメロディとハーモニーは一筋縄ではないのだ
波乱万丈の人生、晩年吹っ切れた如くソロ活動が充実していて本当に良かった ◇音楽