大徳寺孤篷庵

西芳寺のあと7年ぶりに一般公開された大徳寺孤篷庵を訪れた
書院座敷に茶室を融合した忘筌席(ぼうせんせき)は当時としては斬新であったであろう
内外境界の上部に障子が仕込まれた間接光
下部は開放され近景(前栽、手水鉢、灯篭)が切り取られている
当初座敷の天井の杉板は胡紛で白く塗られ広縁に反射した光が部屋全体を照らしたとか
光の制御と視覚的効果が絶妙である
書院式茶室の開放性は俗事から離れた小宇宙をつくろうとしている  作:小堀遠州 ◇旅

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